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北條カズマレの庵

自分のネットでの活動の拠点です。自作の動画・自作の創作論などの解説を載せていきます。

【小説に関する言説】3.キャラ造形(二)

キャラの作り方

今回はキャラクターの造形について具体的な方法を述べていく。

 

キャラ造形の基本

 ではいよいよキャラクターを作って行こう。

キャラクターを作るために始めに考えるべきことは何か?

それは問うことである。そもそも考えることの発起点は問うことであるから。

とても簡単な問いから始めるのだ。

「そのキャラにはどんな場所が一番ふさわしい?初登場場所は?」

「そのキャラは自分のことをどう思っている?他人にはどう思われている?」

「そのキャラの現在の不満と、本当はどうだったら満足したか?」

等だ。もちろん身長体格髪型などは決めたうえで、だ。キャラの外見は内面を決めたうえでフィードバックしてもいい。

受け手が思い浮かべるべき、内面にふさわしい姿かたちというモノがあるから。

ところで、せっかく決めたキャラの設定であるが、作品内では事細かに描写しない方がいい。

作品内で膨大な設定すべてを語れるものではないからだ。しかし「ちゃんと設定している」という気配は残せ。

それについてはまた別の記事で解説する。

中心となるキャラから作者にとって好ましい特性を取り去ってしまうの一つの手、いや基本だ。

そうでないとすぐにいわゆるメアリー・スーになってしまうし、なによりそのキャラが作者の主張をどんどん語り始めて物語が一気に陳腐になるという危険がある。

メインのキャラには何かが欠けていなければならないのだ。そうでなければそもそも、それを回復しようという強い動機付け、目的が存在しなくなってしまうではないか。

最後に、細かいことだが、キャラクターに同じ音で始まる名前を付けないようにするべし。

他の造形部分はいかに似ていようが(限度はあるが)構わないが、名前が似ているのは何らかの意図がある場合以外避けるべきである。

 

キャラの生活を描く

キャラクターが実際に生活しているところを作者も受け手も思い描けるようにしよう。

なぜ二次創作は日常系が多いのか?キャラの生活にみんな強い関心を持っているからではないのか?

ではそんな生活の中心は何か?職業である。

みんなキャラの職業が気になるのだ。ここがリアルでないとキャラを好いてくれなくなる。

そしてリアルにするためには書き手が実際についている職業をメインに描くのが一番いいのだ。

生活をキチンと描くことは受け手にリアリティを感じさせるだけではなく、書き手が実際に書いている時の助けにもなる。

そのキャラの仕事、人間関係、私生活からストーリーを前に進める細かいヒントがいくらでも拾えるのだから。

具体的な、「生活を想像させるための問い」を欠かしてはならない。

「いつもの食事はどんなか?」

「生活の糧はどうやって得ているのだ?」

「物語の冒頭が始まる一週間前に何をしていた?」

これに答えることによって人物描写は進んでいくのだから。

 

今日はこのくらいにしておこうか。

ではでは