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北條カズマレの庵

自分のネットでの活動の拠点です。自作の動画・自作の創作論などの解説を載せていきます。

【小説に関する言説】4.小説の心技体

小説は総合力

公募に受かるために気を付けること。

それは「小説は技術勝負じゃない」ということ。

技術があるからと言って売れる小説が書けているとは限らない。

売れるかどうかは総合力である。

編集さんはそこをちゃんと見抜ける。

信用して原稿を預けよう。 

 

心技体の「心」

それはアイディアである。企画である。設定とストーリーを含めたお話の中身である。

小説の良しあし、というか、物語を表現するメディア全般に言えることだが、これが良くないと文字通りお話にならない。

 長年公募に挑戦しつつ受からない人に足りていないのは大抵これである。

しかしそう簡単にはアイディア力、企画力なんてものは付かない。

これはインプット量に比例するのだ。

何故創作家は様々な分野にアンテナを張らなければならないのか。

アイディアを拾うためである。

ハッとさせられる物語の筋、誰も見たことのない設定、魅力的な世界観。

それらを生み出す力はインプットが支えるのだ。

インプットは怠らないようにしたい。

 

心技体の「技」

安心してほしい。

このブログを見ているような熱心な小説書きの方にはおそらく既に身についているものだ。

何本も作品を完成させ、公募に送り、そんな生活を続けて来たなら確実にこれは身についている。

文章力、物語の構成力、共感を得るキャラの作り方、読者の引っ張り方。

私はこういうモノを技術力と呼んでいる。

プロの作家ならほぼ確実に持っているものである。

整合性、お話としての完成度、きちんと落ちがついている、破綻がないこと。

プロならば(つまり商業で出版される作品なら)できていて当然だ。

問題はそこに搭載される中身なのだ。

卓越した技術を備えたプロだってアイディア、企画がダメなら「出来が良くて面白くない売れない小説」になってしまうのだから。

もっとも心配する必要のない能力かも知れない。

そして、ここができていなくても、公募で取られる時は取られる。

何故か。

企画力の方が大事だからだ。

技術力は出版物を作れる人間として調教される過程で何とでもなるからだ。

 

心技体の「体」

作家としての生産力、執筆速度、安定性。

公募では見過ごされてしまう能力だ。

これも大事。作家だってフリーランスの文筆家だ。

仕事をする人間として、契約相手に信頼を感じさせるためにはこれが必要。

納期が守れることは大前提として、年間執筆量もまた能力の一つと言えるだろう。

安定性とは?

他に収入があることだ。

そうでなければ出版社は怖くてそんな人と契約を結べない。

無職は怖い。

自分の生活の都合でいつ執筆をやめるかわからないからだ。

生活の安定は生半可な技術や企画を上回って改善すべき点になる。

 

今日はここまでというコトで。

ではでは。