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北條カズマレの庵

自分のネットでの活動の拠点です。自作の動画・自作の創作論などの解説を載せていきます。

【小説に関する言説】7.プロット(一)

プロットについて

プロットを書き出すことは自分の各物語を客観視するのに非常に有効だ。

複雑な物語であればあるほどプロットを書き出して物語を可視化する必要は高まる。

何度かにわたってプロットの書き方について 得た情報を紹介しようと思う。

 

プロットの基本

まずプロットの基本的な書き方であるが、因果関係を書くということである。

「Aが生まれた。父のBが死んだ」はただの事実の羅列だが、

「Aが生まれ、父のBは養育費を稼ごうと無理な仕事をした『から』死んだ」ならプロットだ。

「~から」でシーンの中の出来事が繋がっていくのがプロットなのだ。

しかしそれが守られていようと、どんなにうまいプロットに仕上がっていようと、読者が先を読みたくなるように仕向けられていないのであれば、失敗だ。

金を払ってでもページをめくりたい。そういう衝動を抱かせることができるかどうか。

あなたの書いた作品は金を払ってでも読みたい作品だろうか。

我々素人の作品はたいてい「金を払ってでも読みたくない、苦痛」な作品であるはずだ。

読者に対する気配りをプロットの段階から込めなければ銭をとれる物語にはならないはずだ。

個々のシーンを面白く。プロットの構成要素である一つ一つのシーンが「魅せるための作り」になっていることが肝要。

読者の「知りたい」「先を見たい」という欲求を絶えず掻き立て、それに見合う果実を先に用意しておくこと。

注意をそらしたり、飽きさせてはいけない。

読者をあなたの世界でもてなし続けなければならないのだ。

「驚き」。それもいい。「小さな驚き」をシーンの中に少しずつ埋め込むのもいい。

とにかく読者に心地いい楽しめる空間を。それはプロットの段階で設計されていなければならないのだ。

 ぜひ、その世界を訪れたそのあとで何かしら読者の手に握られている、という物語を作っていこう。

プロット、気を付けること

シーンを用意するときの取捨選択の方法で、基準は一つだ。

「そのシーンが効果的であるかどうか」

面白いかという漠然とした基準ではなく、「作者が意図した、読者へ提供する効果」に対して寄与しているかどうかである。

「このシーンでは読者にこういう感情を与えたい」と決めたならそれを堅守した作りにすることだ。

そしてそれが積み重なった結果がクライマックスであるべきだ。

効果的なシーンの積み重ねの必然的結果。それがクライマックス。

 

今日はこれくらいにしておこう。

ではでは。